X市職員採用試験Part.4

三次試験はグループワークだった。
受験者は6人1グループになり、内容は以下の通り。

試験時間は40分。
まず課題文(ほぼ全国の自治体に共通する地域課題)を読み、グループでその対策について話し合う。
次にその内容を模造紙にまとめ、最後に面接官に向けて発表する。

こんな感じだ。

私のグループは男3、女3。面接官も同じような構成だったと思う。

三次試験が始まった。
前半の話し合いは無難に進んだ。

市販の公務員試験参考書の1ページ目に書いてあるような、当たり障りのない意見しか出ない。

各々、浅い知識の披露に終始した。

気づいたら模造紙にまとめる時間になっていたので、模造紙にまとめるが、これまた何の面白味もなくまとめることになった。

そして誰かが発表して試験は終了。

面接官からしたら、誰を評価してよいのかわからない状態だ。
まあ、自分の好みの顔を受からせるのだろうが。

終了後、同じグループだった受験者たちと話しながら帰った。

整然と開発された小綺麗な街路だったが、プレッシャーから解放されたばかりの公務員受験者は気にも留めない。

駅に向かう道中、二次試験の集団面接について話が及んだ。

女「なんか途中で挙手制になりましたよね」

男「俺は全部最初に手挙げたけど」

やはり合格している受験者の考え方は同じだ。
挙手制になったら一番に手を挙げておけ。

ここで、学生の受験者に話しかけられた。

「他にも試験受けたんですけど、もうここしか残ってないんですよね」

だろうな。この時期にまだ受験しているわけだから、皆、後がないわけだ。
この自治体を第一志望にするのは地元出身者くらいだろう。

電車の中では世間話をした。

現在社会人で、何度も公務員試験を受験していることを伝えると、好奇の視線を向けてくる。
年齢が高いだけで社会的経験値は低いのを棚に上げ、私は鼻高々だった。
車内の騒音に負けないよう、声を大にして、ここぞとばかりに人生論を語って聞かせた。

このグループでは一体誰が合格しているのかと考えを巡らせていると、ターミナルに着いた。

売れ残りの公務員受験者たちはそこで散り散りとなり、私は一人、特快に乗って帰った。

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管理人

公務員試験で採用漏れになり何もかも失った公務員試験バカ。
市役所に最終合格したので仕事を辞めたものの、結局4月採用の連絡は来ませんでした。
受験歴は学生時代に17自治体、社会人時代に10自治体。
公務員試験の真相を詳らかするため、ブログで発信しています。

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