市役所

川口市職員採用試験Part.5

自己紹介票の記入、15分。個人面接、約10分。川口市職員採用試験の最終試験初日、渡された注意書きにはそう記されていた。人物を見極めるための面接より、自己紹介を書く時間の方が長いらしい。しかも、私はすでに申込書を提出し、面接シートまで書いてき...
市役所

川口市職員採用試験Part.4

「写真撮ってもいいですか」「撮影は禁止されているのでダメです」あっさり断られた。目の前には、男性職員が持ってきたPCがある。画面に映っているのは、私の得点と順位だった。仕方なくメモ用紙を受け取り、量産型の黒いボールペンで数字を書き写す。合格...
市役所

川口市職員採用試験Part.3

川口市内を走っていた。汗だくである。川口市職員採用試験の最終面接に向かうためだ。午前中は仕事だった。この日のために半日休暇を取得し、仕事を切り上げてきたのである。しかし、昼食を取る時間などない。私は走りながら、ゼリー飲料を空の胃袋に流し込ん...
市役所

川口市職員採用試験Part.2

勝った。私は勝ったのだ。窓の外には、ギラギラした太陽に照らされ、汗をかきながらこちらを見ている公務員受験者たちがいた。気の毒なことに、彼らは乗れなかったのである。一方、私は乗れた。バスに。運がよかったからではない。正しい努力をしたからだ。9...
市役所

川口市職員採用試験Part.1

「川口市の求める人物像のうち、どれに合致していると思いますか」私は、この質問に答えることができた。事前に、同じ質問をされた受験者がいると知っていたからである。人物重視。川口市は、そうした採用方針を掲げていた。私は、社会人経験のある自分にとっ...
準公務員

国立大学法人等職員採用試験

教師から見れば、いい子なのだろう。真面目で、几帳面で、与えられた課題にコツコツ取り組む。わからないところがあれば、立ち止まって考える。問題集は、一ページ目から順番に進める。何とも模範的な学習態度ではないか。ところが、こういう人間は、試験勉強...
国家公務員

国家公務員採用一般職試験

落ちた。専門試験があるから。もう慣れた。専門試験は3時間にも及んだ。途中、お手洗いに立つ受験者がいた。試験室から退室する人も、ちらほら見かけた。あの人たちは、その後の論文試験までに戻ってくればよかったのだろうか。それとも、専門試験が最後で、...
特別区

特別区職員採用試験

今、勉強しておけば、後々楽になる。私は、そう信じていた。周りの人間が遊んでいる間に、自分は勉強する。今は我慢するしかない。その代わり、こいつらが将来苦労するときに、私は苦労せずに済むはずだ。それだけが、私のモチベーションだった。ところが、ど...
警察

警視庁警察官採用試験

周りは皆、スーツだった。私は私服である。ぱっと見、スーツと私服の割合は9対1といったところか。何とも居心地が悪い。試験場へ向かう若者たちの流れに乗ったはいいものの、どうにも自分だけ浮いている。人生初の公務員試験。その会場に到着する前から、ア...
市役所

相模原市職員採用試験

相模原市に住むのが運命だったのだ。私は、そう思っていた。まだ採用試験に合格したわけではない。第1次試験を受けただけである。しかし、今回ばかりは手応えが違った。これまで何度も公務員試験に落ち続けてきた私が、ようやく自分と相性の良い問題に巡り合...